2019/10/14

★ディフェリンゲル



ディフェリンゲル





ディフェリンゲル




ディフェリンは、日本でも承認・販売されているニキビ治療薬です。



ニキビを専門的に「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といいます。



皮脂の過剰分泌が原因の一つとされ、皮膚が角化し毛穴がふさがると内部に皮脂が充満し、面ぽう(コメド)を形成します。



いわゆる白ニキビまたは黒ニキビの状態です。



このお薬は、尋常性ざ瘡を治療する塗り薬です。



皮膚の角化を抑制し、ニキビをできにくくします。



新たなニキビの形成や進展をおさえるので、どちらかというと軽いうちに向いています。



大きく腫れあがっ炎症性皮疹(赤ニキビ)を直接治す作用はありません。



ディフェリンを1日1回洗顔後に気になるニキビに塗ることで、ニキビを治療することができます。



新たなニキビの形成や進展をおさえる効果もあります。



ディフェリン(一般名:アダパレン)は、フランスのガルデルマ社で創製された新規ナフトエ酸誘導体の外用尋常性ざ瘡治療剤です。



有効成分アダパレンは化学構造上の分類は天然のレチノイドとは異なりますが、細胞核内レチノイン酸受容体(RAR)に結合し、RARの標的遺伝子の転写促進化を誘導することによりレチノイド様作用を示し、表皮角化細胞の分化を抑制します。



ディフェリンは、非炎症性皮疹(開放面皰、閉鎖面皰)数、炎症性皮疹(丘疹、膿疱等)数及び総皮疹数の減少効果を示したことから、1992年フランスで0.1%液剤が 「尋常性ざ瘡」の効能・効果で承認されました。



その後ゲル製剤が1994年に欧州で、1996年に米国で承認され、現在、世界83ヵ国で承認されています(2017年7月時点)。



日本では、1999年にガルデルマ株式会社によりゲル製剤での臨床試験が開始され、総皮疹(非炎症性皮疹及び炎症性皮疹)数の減少効果が認められたことから、承認申請し、2008年7月に「尋常性ざ瘡」の効能・効果で製造販売承認を取得しています。



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